防犯性を高める目的で設置する防犯カメラによって、近隣に迷惑を与える可能性があることをご存じでしょうか。
代表的なものに、プライバシーの侵害があります。
人によっては、防犯カメラが記録する映像に映ることが不快に感じる場合があります。
そこで今回は、防犯カメラはプライバシーの侵害になるのかや、映像を見せてもらう方法を紹介します。
□防犯カメラはプライバシーの侵害になるのか
防犯カメラは、プライバシーの侵害に該当するケースがあります。
ただし、防犯目的として設置する場合はプライバシーの侵害になることはないでしょう。
自宅の庭や玄関先に防犯カメラを設置して映像を記録するのであれば、近隣の人に迷惑をかけているとは言えません。
それでは、どのようなケースで防犯カメラの設置でプライバシーの侵害に該当することがあるのでしょうか。
それは、適切な場所への設置や運用ができていない場合です。
例としては、カメラが近隣の家に向いている場合です。
近隣の人からすると防犯目的でなく盗撮されてしまうと思われても仕方ありませんよね。
こういった場合にプライバシーの侵害に該当することがあります。
また、当然防犯カメラの映像を公に公開するのも違法なので注意しましょう。
近隣の人に不信感を与えるような設置は避ける必要があります。
□防犯カメラの映像を見せてもらう方法について
防犯カメラの向きによっては、防犯目的なのか疑わしい場合があります。
この時点で近隣の人への配慮が足りないことが考えられますが、映像を見せてもらう時にトラブルになることがあります。
そこで、映像をできるだけトラブルなく見せてもらうことはできるのでしょうか。
結論から言うと、トラブルにならずに苦情を伝えるのは難しいと言えます。
防犯カメラを設置した側は、近隣の人が迷惑に感じているとは思ってもいません。
そのため、映像を見せてほしいと言われても苦情だと捉えられる可能性があるからです。
しかし、防犯カメラに不信感を覚える場合は、撮影されると嫌な部分を具体的に伝える工夫をして、設置者とトラブルにならずに対応してもらえるように交渉することをおすすめします。
□まとめ
防犯カメラは、プライバシーの侵害に該当するケースがあります。
そのため、近隣の人へ配慮して設置しないといけません。
トラブルなしで映像を見せてもらうには、具体的な内容を伝えて納得してもらえるように工夫することが大切です。
当社は、防犯カメラの設置工事を行っておりますのでお気軽にご相談ください。