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防犯カメラ設置でプライバシーを侵害してしまわない?注意点とともに解説します!

近年、街のいたるところに防犯カメラが設置されており、自宅や会社にも設置したいと考える人が多くなっています。
そこで気になるのは、防犯カメラを設置することで映像に映る人のプライバシーを侵害してしまわないかどうかです。
そこで、今回はプライバシーの観点も含めた防犯カメラの設置や運用におけるポイントをご紹介します。

□防犯カメラ設置によりプライバシーを侵害してしまうリスクは?

防犯カメラは犯罪を防止するために設置されるので、基本的にその撮影はプライバシーの侵害には該当しません。
また、防犯カメラは敷地内に設置されることが多いので、その点もプライバシーの侵害に該当しない理由の一つです。
しかし、敷地外に設置されている場合には撮影対象の人物が多く、その映像を正しく利用しない場合、プライバシーの侵害に該当する可能性があります。
さらに、高性能なものでは、撮影対象やその人の行動を鮮明に確認できるので、その場合にも該当する可能性があります。
しかし、映像に映っているからという理由だけで、プライバシーが侵害されていると主張することは難しいといえます。

□防犯カメラ設置時のポイントを5つ解説します!

1つ目は行政によって決められた手続きをすることです。
防犯カメラの設置基準は自治体ごとに決められているため、それに沿った手続きをする必要があります。

2つ目は防犯カメラの作動を示すことです。
防犯カメラの横に「防犯カメラ作動中」という文字を見たことはあると思います。
これはプライバシー面を考慮するために掲げられています。

3つ目は映像が第三者へ漏れることを防ぐことです。
外部だけでなく従業員などの内部への流出も防ぎましょう。
映像には個人を特定できるものが映っている可能性もあるため、セキュリティ性を高める必要があります。

4つ目は撮影範囲を限定することです。
撮影範囲が敷地外にまで及んでしまうと、プライバシー面で多くのことを気にする必要があります。
そのため、撮影範囲はできるだけ敷地内のみに限定しておくことが良いでしょう。

5つ目はプライバシーマスク機能を活用することです。
この機能は撮影した特定の部分をブロックまたはマスキングしてくれる機能のことです。
これを活用することで、撮影範囲が敷地外にまで及んでしまったときにも、その部分の映像を隠せます。

□まとめ

今回はプライバシーの観点も含めた防犯カメラの設置や運用におけるポイントをご紹介しました。
防犯のために撮影するだけでは基本的にはプライバシーの侵害には該当しません。
しかし、撮影範囲や利用方法によっては該当する可能性もあるので、運用方法には気を付ける必要があるでしょう。

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